平成19年に「新しい子宮内避妊システム」として、日本に導入されたミレーナ®は、高い避妊効果とともに、顕著な月経量の軽減を特徴とする、優れた避妊システムですが、従来、保険がきかず、自費で7万~10万円かかっていました。
それが、平成26年9月3日より「過多月経治療薬」として承認され、健康保険の適応が受けられるようになり、過多月経の診断がついた方は、ミレーナを薬剤として処方を受けられるようになりました。(挿入費は別途)
ただし、保険が適応されるのは「過多月経」「月経困難症」の患者さんであり、避妊目的では保険は適応されません。
逆に、特に器質的な原因がないのに、月経量が多くて毎月つらい思いをされている方や貧血に悩んでいる方には、有効な治療の選択肢が一つ増えたということができます。